治療方針

鍼治療・「和む鍼 」


当院では「和鍼 」を心がけております。
鍼は痛いものとのイメージがありますが、日本人は痛みに弱い民族とも言われ古来より痛みの少ない刺入法が研究されておりました。
その中でも江戸時代の関東検校(盲人の最高官位)・杉山和一(1610-1694)の開発した「管鍼法」(クダを使った鍼の刺入法)はスムーズかつ痛みの少ない方法で現代の主流にもなっております。
鍼は視床下部—自律神経系に働きかけ、心身に緊張と緩和の変化を起こします。
あさたに治療院では、痛みの少ない鍼を心がけています。痛みのないことがリラックス効果をもたらしますので、症状も気持ちも和ませることができます。

灸治療・「三里に灸すゆるより 」


松尾芭蕉のおくのほそ道の序文の中に「さんりに灸すゆるより、松島の月まづ心にかかりて 」とあります。古来より足三里というツボに灸をすると万病に効き、健脚になると言われておりました。
灸は広く一般に行われていた治療法であり、一昔前までは嗜んでおられた方が多かったようです。

東洋医学においては虚証(生命力や抵抗力など、本来の身体の機能が弱った状態)に主に灸を使います。触診を行い、場合によって灸のほうが効く場合もあります。
あさたに治療院ではヤケドのしない灸治療により対応させていただきます。

按摩・指圧・マッサージ「全人類共通の手当 」


咳き込んでいる人の背中を「たたく 」、ぶつけた部分を「さする 」、だるい部分を「もむ 」。誰もが経験のあることと思います。不思議と人は辛い時に触れてもらうと少し症状が緩和した様な気持ちになります。
治療することを手当とも言いますが、治療の基本は手を当てその部分の状態を知ることにあると考えます。
調子の悪い部分を触れて状態を探りながら適度な圧を加えることにより、リラックス効果が生まれ、自然治癒力を高め疾病の予防等にも繋がります。
あさたに治療院では患者さんの状態に合わせ丁寧な「揉み 」を提供いたします。
お身体の具合によっては医師の診断を仰いだ方が良い場合もございます。

その際は早急に紹介させていただきます。
者さんの状態を第一に考え、最適かつ謙虚な治療を提供できるよう心がけます。